ジャストシステム未だ健在

ジャストシステムがディープラーニングでかな漢字変換を補助するシステムを発表した。それほど珍しいアイディアでもないが、せっかくディープラーニングがあるのに使わないのも不自然なので、当然あるべき姿だ。ジャストシステムは一太郎の前身の太郎のときから世話になっている。そのかな漢字変換機能を抜き出したATOKにもずいぶん世話になっている。マイクロソフトがOS付属の無料かな漢字変換を提供したとき、netscapeが無料のIEに負けてなくなってしまったようにATOKもなくなってしまうのではないかと心配したが、なんとかがんばっている。日本語入力が仕事の人にはATOKの高性能は手放せないだろう。これからもがんばってほしい。

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なぜ企業の内部留保が減らないのか

妻から「どうして業績の良い企業の内部留保が減らないの。内部留保を増やすくらいなら従業員のお給料を上げればよいのに」と尋ねられた。この問の回答に関する面白い研究があるので紹介する。

アンケートをした。現状は

  自分の給料900万円。自分以外の人の給料500万円。

だとする。これを変更する案として

  自分の給料1000万円。自分以外の人の給料900万円。

を提示すると、変更案を選ぶ人より現状維持を選ぶ人が多いという結果が出たのだ。企業の役員の思考も現状維持なので、内部留保を従業員の給料を増やす方向に使うことに反対なのだ。なんという醜い人間の業か。

次のようなアンケートは実際に行われたことはないが、思考実験として挙げたい。

現状は前の例と同じく

  自分の給料900万円。自分以外の人の給料500万円。

これを変更する案として

  自分の給料800万円。自分以外の人の給料900万円。

を提示したとする。変更案を選ぶ人などいるはずがないと思われるだろうが、全人口100億人の中の何人かは変更案を選ぶ人がいるのではないか。変わり者?天邪鬼?いや、こんな人を聖人と呼ぶ。たしかイエスキリストとかいう人も同じ思考だったはずだ。多くの人が変更案を選ぶようになれば、人類の文明は長続きするに違いない。もしかしたら恐竜の繁栄2億年という記録を超えるかもしれない。

生物学者の実験によると、群れをなす昆虫の中には変更案を本能的に選ぶ種類がいるとか。大したものだ。そう言えば、昆虫は恐竜の2億年を超える4億年くらい長生きしているし、人類が滅びても昆虫は元気に生き永らえそうだ。